2007年03月17日

子供の頃の夢をあなたに──温州蜜柑ジュースで作る「あけぼのごはん」


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- 2007.03.17 10:47 彷徨神官(Samayoi)
ネタ元は「舞軌内雑筆店」様より。愛媛と言えばポンジュースだが、愛媛ではこのポンジュースを使って炊いた飯が普通に供されているらしいとのこと(link to: excite News)。 
 
紹介されたページを見ると、そこには鮮やかな橙色の飯の写真が。 
 
行かねば!!! 
 
そもそも、子供の頃にジュースでご飯を炊いてみたいと思った人は少なくないだろう(私の記憶が確かなら、学研の学習雑誌で取り上げられていたような記憶がなくもない)。今こそこれを実現すべき時が来ているのではないのか?! いやきっとそうに違いない!! 
 
ということで、ほとんど思いつきだけでこのオレンジジュース飯(あけぼのごはんと言うらしい)を作ってみることにしたり。
なお、以下の写真にはある意味神をも恐れぬ画像が掲載されている
あなたの精神衛生のため、とくに米作農家、蜜柑作農家、愛媛県民、株式会社えひめ飲料関係者は注意してごらんになることを強くお勧めする。

まずは材料集めである。無論「正統派」であるなればえひめ飲料の「ポンジュース」以外にあり得ないのだが、いざ探してみるとなかなか見付からないもんである。とはいえ香料や何やらがごたごたと添加されたジュースでは美味く炊き上がらないだろう。スーパーでひとしきり悩んだ末、
(イメージ)
こちらを仕入れてきた。瀬戸内産温州蜜柑100%と銘打たれたジュースである。よもや瀬戸内の温州蜜柑もこんな使い方されるとは思っても居なかっただろうが…。 
 
※ ちなみに一口飲んでみたが、蜜柑独特の爽やかな酸味がすばらしい、良いジュースであった。 
 
なお、上記Excite Newsの記事に倣い、株式会社ニチロ製の鮭フレークも仕入れておく。 
 
(イメージ)
次に用意するのは米だ。当然ここでは買い置きの宮城県産ひとめぼれに、個人的な趣向として押麦を混ぜて研いでおく。
これから普段とはまったく違うものを投入されるとも知らない米と麦達に光あれ。 
 
研ぎ終わったら念入りに水を切り、いよいよジュースを投入するのだ。どばどばどば。
(イメージ)
ある意味神をも恐れぬ映像かも知れないが気にしない。 
 
(イメージ)
当然これをこのように炊飯器にセットするのである。この炊飯器も思えばずいぶんこき使っている。飯だけならいいが、一緒に卵は炊くわ、炊き込み飯はあたりまえのように作るわ… 
 
とりあえず、普通に炊けばよいとのことなので、このまま炊飯器のふたを閉めて炊飯スイッチを投入。待っている必要もアレなので、とりあえず今のうちに日課を済ませておく。


日課が終わる頃に、飯も炊き上がったようだ。ある意味恐る恐るふたを開けてみる。 
 
(イメージ) 
 
そこに出てきたのは、ごらんのとおり鮮やかな橙色に染まった麦飯であった。記事によれば「オレンジの蒸気」が出るらしいが、それほどにおいは強く感じない。これは蜜柑の種類のせいだろうか? えひめ飲料のホームページによればポンジュースは温州蜜柑とオレンジのブレンドらしいので、その関係かも知れない。まあいい。 
 
(イメージ) 
 
混ぜてみたところ。お焦げもできているのがお分かりいただけるだろうか? 意外と中まできちんと火は通っていた模様。一安心だ。しかし混ぜるたびに橙色の何かが杓文字に絡み付いてくるのが… 
 
これを皿に盛り、鮭フレークをぶちまけた所で… 
 
(イメージ) 
 
ダブルあけぼのごはんの完成である。 
 
早速試食。箸を持ってきたが、どちらかと言えばスプーンの方が食いやすいかも知れない。なるほど、米だけだとかなり甘味が強くなるのだが、ここに鮭フレークが乗ることでだいぶバランスが取れてくるようになっている…ような気はする。主食と言うよりもそれ以外の何かっぽい感じではあるが…これが子供の頃夢見た味かと思うと、少しアレゲだったり。というか、米がオレンジジュースの味がするのが許せるかどうかという気はするのだが… 
 
まあ、今回はちゃんとした「ポンジュース」を仕入れてこなかった。いずれきちんと仕入れた上でリベンジも検討してみた方がいいのかも知れないと思いつつ、ひとまず試食レポートを終える。

Post: @ 2007.03.17 10:48
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