2004年08月18日

ADSL vs. FTTH(Y! News)


記事中でも指摘されているがADSLの最大の問題はやはり莫大な距離減衰にある…にも関わらず40Mbpsだ50Mbpsだと大々的に謳っている所だろう。実際にそんな速度が出るのはごくごく一部の「恵まれた」環境に在るユーザでしかない。私は2001年末の契約以来一貫して1.5MbpsのADSLサービス(Flets ADSL)を利用し続けているが、アップグレードしない距離減衰(4.51km/40db)以外の理由がここにある───どこかで指摘されていたような記憶があるが同じ料金を支払っていながらわずかな住環境の違いで下位サービス並みの内容しか得られないというのは、ユーザとしてはやはり納得が行かないのだ。
しかしFTTHに問題がないわけではない。既存の電話回線を利用できるADSLと異なり、FTTHはその性質上住宅に改造を加えなければならないケースが多く、料金も───あまりにも破格になり過ぎたADSLに比すれば───割高になる。借家や集合住宅が多い環境では、とくに前者は致命傷になるケースが圧倒的に多い。そして、おそらくユーザレベルではこの問題が最も大きいと思われるのだが…それらのリスクを乗り越えて安定した超高速常時接続環境を入手した所で、そこまでしたくなるようなコンテンツがなかなか無いという哀しい事実が待っている。
各々に存在意義があるため、どちらが良くてどちらが良くないという議論はここでは避けるが…

Post: @ 2004.08.18 19:22
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